「向いている」か「向いていない」か?

こんにちは。

占いCafe&Bar黒ねこさんのブログをご覧下さいまして、誠に

有難うございます。

10月になりました、月に一回はブログを書こうと思っていますが、

先月を飛ばしてしまいました(-_-;)

今月はもう一回書かなければ・・・💦

 

今回は相談者の「質問の仕方」について語りたいと思います。

 

よく相談の時に質問される言葉に大変多いのが、「向いているか、向いていないか?」です。

違う言い方をすれば「合っていますか?合っていませんか?」もそうですが。

これって何気なく普通の当たり前の質問だと多くの方が思っておられるでしょうが、

実は「本質的には間違い」なんですね。

 

どういうことかと申しますと、この質問では「まだやってもいないのに決まっている」かのようなんです。

仕事でも趣味の習い事でも、やりたい事は最初は皆さん「未経験」なわけです。

当然、他者と比べて上達の差はあるものの、大事なのは「やり続ける気持ち」、熱意があるかどうかが

根本に問われるのですね。

やりもしていない(やり出した所)の段階で、占って「向いていません」となったら、

「じゃあ、それで止めるの?」っていう話で、それで止めるようでしたら最初から

「やる気がない」=「向いていない」という事になってしまいます、、

 

未経験な事に対して、皆さん当然不安はあります。

けれど「向いているか、向いていないか?」を聞くのではなく、

もう一歩踏み込んで、やりたい事に対して

「どのように取り組めば続けられるか?」を聞いて欲しいところですね。

まぁ、そう聞くのが普通だと思う気持ちはわかりますが・・・

 

若しくは、やりたい事がいくつかあっての将来に悩んでならば、

「どれがより良いでしょうか?」

と質問されるのが良いでしょう。

 

とは言え、皆さんが全員「やりたい事」が決まっているわけではないので、

「どういう職業に向いていますか?」

と聞かれた時は、「性格分析」をして専門職が良かったり、人と話すのが好きでしょうから、

接客業に向いているとか、成果を人に認められると頑張るタイプで営業に向いています、、

という大まかなのではアドバイスさせて頂いております。

「もっと具体的に言って下さい。」

と仰る方もたまにいますが・・・

 

けれど、結局「何がしたいか?」は「自分で決める事」です。

「占い師に言われてなった」仕事に、例えば「貴方は花屋さんに向いています」と言ったところで

はたして「その仕事に熱意」が沸くでしょうか?

人に言われて無理やりやったところで、「遣り甲斐、生き甲斐」を感じるものではありません。

自分の「やりたいという気持ち」に人は情熱が持てるものなのです。

 

 

何年か前に来られた相談者さんがこんな事を仰ってました・・・

 

Aさん「5年前にリストラに遭って・・・ その時、占い師さんに『何の仕事が向いていますか?』と尋ねた

    ところ、『警備員に向いています』と言われて、警備員になりました。でも、何年経っても

    自分の仕事に誇りが持てなくて・・・ むしろ苦痛になってしまいました。自分の考えで決めなかった

    ので、その時の占い師さんを恨むつもりはないですが・・・ 今後どうしたら良いのか・・・」

 

 

 

「やりたい(成りたい)事」には必ず「熱意」が不可欠です。

それと諦めずに信じてやり続ける「持続性」ですね。

 

そう、人の歩みを止めるものは「諦め」なのです。

 

「諦める」と立ち止まりますので、成長が出来ずに人生が尻すぼみになってしまうのです。

ここで私の言う「諦め」とは、「生きる」と直結して言っていますので、

別の事をしようとするのは「諦め」ではなくて、「やり直し」だとしています。

「やり直し」は「やりたい(成りたい)」があれば何度だって出来ます。

 

「向いているか、向いていないか?」よりも「出来るまで出来るかどうか?」なのです。