生き方の「意味」は後からついてくる

こんにちは。

占いCafe＆bar黒ねこさんのブログをご覧下さり、

誠に有難うございます。

 

ここ数日、寒さが落ち着き12月に入っても凍えた感じがしません。

寒いのが苦手な私はとても有難いですが、もうすぐ来るクリスマスは雪が降ったらロマンチックなのにな･･･　と思っています。

 

雨が降ったらうっとうしいと思ったり、水不足だと報道されれば雨ふりを願ったり･･･

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人の「思い」って勝手なもんですよね。

 

ある相談者さんの例を今回はお話したいと思います。

 

40代半ばの女性で結婚されてまして、子供さんが中三と四年生のお二人おられました。

子育てをしながら、正社員でお仕事を熱心に頑張られていらっしゃる方でした。

 

相談内容は、「離婚をするべきか、迷っています」と仰いました。

 

聞けば、結婚当初から共働きでお財布は完全に別々だったとのこと。

ご主人が家賃だけを支払って、光熱費・食費は奥さんが支払っていたと･･･

それでも当時は別に異論もなく、問題にもしてなかったそうです。

 

ところが、子供が出来て働けなくなっても、そのスタイルのままだと！

生活費は自分の貯金を崩して、やり繰りをしたとの事でした。

 

ご主人は趣味に高じて家庭の事は相談者さんに任せっぱなしでほとんど会話もない、、、

子育てを聞くと「子供は可愛いみたいです。たまに一緒に遊んでますから。」と。

 

一見、可愛がっているように聞こえますが、その「言葉」には子供の為に

「教育する」ようなもの、父親としての責任感がないものに感じました。

 

他にも色々聞きましたが、このご主人まぁ、あきません。

仕事はしているものの家賃だけ支払って後は自分の好きなように使い、

お給料がいくらあるかもしれないが、職業上は相談者さんの方がお給料は

良いらしいということです。

 

このように「家庭内別居」もあり、お姑さんがまたキツイ人で何でも頼みごとを

して来て、「やって当たり前」の態度との事で謙虚さも有難みも感じない人のようです。

 

これだけを聞くと離婚しても経済的に問題がないし、

「離婚した方が良い」と私は思っていました。

でも占いをしないと結果は分かりません。

 

当方の占法、「無相」は相談者の良い方向性を示します。

「無相」で占った結果、離婚はいずれしても仕方ないが、「今」は数年がまんすべきだとなりました。

 

「無相」には結果の理由も「咸じて」出て来ます。

 

それは、相談者のこれからしたい「仕事の道」がはっきりしていなかった事と、下の子供さんが小学生なので、もう少し大きくなってから･･･

少なくとも三年はがまんすべきだと。

 

私は正直、心の中で「離婚しない」の結果に驚きましたが、「無相」は疑っていません。

 

相談者さんは「いずれしても良いが今はしない」の理由に仕事の事が決まってないのと

あと数年がまんすれば良いんだと「期日を設けた」事に納得されてスッキリされたようでした。

 

人によれば、「今すぐにでも別れたい」かもしれませんが、

物事にはタイミングやチャンスがあるので、「運が良くなる為」には

がまんをしなければならない時も必要です。

 

がまんを指南（アドバイス）されてもガッカリせず、笑顔見せて「それまで頑張ります」と

仰られたこの相談者さんは、努力をされてきっと良い人生になる事でしょう。

 

 

それから、もう1つ質問をされました。

 

「人からはよく、『こんなレベルの低い家に嫁いだね』って

言われるんですけど、何の意味があったのでしょうか？、

私の運が悪いのですか？」と

 

このご主人の家系を聞くと息子であるご主人も、その両親も（恐らくその祖父母も）

「人を押しのけて生きろ！」の教育をされた「徳のない」生き方です。

 

相談者さんのお家では「人の為に尽くすように」と教えられて、

それこそ真逆で一時は「自分の考えが間違っているのか？」と

悩まれた程らしいです。

 

子供さんは相談者さんが教育されてますから、優しい子供に育っているようでした。

ずっと離婚をしないでがまんして子育てをした事で、

この家系の「徳のない生き方」を断ち切った事が、意味ある「結果」だったのです。

 

人は何かあるとすぐに「それの意味」を見出そうとしますが、

このように「意味」は後から「結果」として出て来るのです。

 

最初から「意味」がある訳ではなく、努力・忍耐の「積み重ね」で良い結果を招くのです。

 

「あなたはこの家系の《徳のないという悪い種》を終わらしたのです、

それはこの家のご先祖様として次の代も「人の為にという徳」が続いていく･･･

そちらの確率がうんと上がったのですから、大きな徳を積んだのです！」

 

それはそれを伝えると、「がまんした甲斐がありました！」

と涙ぐまれました。

 

「本当の占い」は占い（占法を使って）未来を観る、結果を伝えるだけでなく、

「人生・生き方を説く」「少しでも前に向かって歩めるように」指南（アドバイス）する事です。

 

時折、「まるで人生相談みたいですね。」と言われる時がありますが、

「占い」は人生相談を当然含んで、「運」を観るものです。

「黒ねこさん」は人のお役に立つ為の占い処として、真剣勝負で営んでおります。